思索さん

作品№45

情念引力とは? まず、情念引力とは、19世紀の社会思想家シャルル・フーリエの考案した概念で、「四運動の理論」という本に出てきます。 当時は、ニュートンによって、「万有引力の法則」が発見された時代ですから、その影響を受けているのは、いうまでもありません。 要するに、自分の足だけで立っていると思っていたのが、実はそこには重力という働きがあったのだ。それと同じように、自分の感情にも、自分の意思だけではなくて、何か外側からの働きかけがあるのではないか? そういったことを、この情念引力という言葉にかけたのだと思いま ...

作品№44

今回の作品は、世界史の哲学です。参考にしたのは、この本(世界史の理論)。世界史というぐらいですから、世界という視点から、物事を見るわけですが、ここで一つ勘違いしてほしくないのは、単に客観的な視線で物事を見よう、っていってるわけではないということです。よく、主観と客観って相反するものと考えられますよね。客観的に物事を見なさい、っていわれると、自分の感情とか気持ちは抜きにして、、、自分の意見を控えるみたいな、これが客観的なんだ、って思われがちなんですけど、そうじゃないっ、てことが、この本に書いています。なぜな ...

作品№43

今回の作品は、「本質?簡単にいうなって」です。みなさんもよく「本質を見ろ」なんて言われませんか?あるいは人に言っていませんか?大事なのは本質だ!あの人は本質が見えていない!とか、、、これ口でいうのは簡単ですけど、でも実際に私たちには本質が見えているのかと言われると、自信を持ってはいとは言えません。私たちの知っている本質というのも、結局は教科書や啓発本から学んだ受け売りの知識であったり、あるいは自分の思い込みでしかないからです。そう考えると、本質を突き詰めること自体はいいことなんですけど、これが本質だ!と結 ...

作品No41

準備中

作品№40

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作品№39

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作品№38

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作品№37

ニヒリズムはネガティブ? 皆様は「人生に意味なんてない」と感じられたことはありますか?急に虚無感に覆われて不安になったり、どうせ無意味なんだと開き直ってみたり、生きてることに意味はない、じゃあ生きるのをやめよう、みたいな…人によってはこれをニヒリズムと呼んで、高尚な理論に昇華させるみたいです。そのせいもあってか、ニヒリズムはネガティブな思想というイメージを持たれています。ニヒリズムといえばネガティブな思想、と食わず嫌いされちゃうこともあるわけです。 もちろん捉え方は人それぞれあるわけですから、こういったニ ...

作品No36

問題2を見る・問題3を見る 問題1 今回は、「この設計のどこが可笑しい?シリーズ」です。全部で三点、紹介・解説します。ただし、いずれの図面にしても、決して現実に存在しないような、明らかにおかしい図面ではなくて、むしろ割りとありがちな設計だったりするので、以外と難しいと思います。 一枚目の作品。タイトルは「三年後に離婚する夫婦」です。さて、何で離婚するのでしょうか? ヒントは、夫婦の愛も三年。 答え 問題は、この夫婦寝室にありました。新婚ホヤホヤの時は、二人で一緒の部屋なんて、夜も眠れない、幸せな空間である ...

作品№35

善悪は虚構か? 今回の作品は「善悪の概念」です。最近の風潮だと「善悪なんてものはない」「それは人間が勝手に作ったものだ」なんて意見もよく耳にします。その背景には"虚無主義"や"共同幻想"などといった思想があるのではないでしょうか?「人生に意味はない」「人間なんてただの物質の集まりだ」「法律・文化・芸術・宗教、そんなのただの幻想に過ぎない」このような考えの延長に善悪の否定があるのだと思います。「善悪なんて幻想だ」「人間が勝手に作ったものに過ぎない」これは理屈としては一応筋が通っているようにも思えます。 自然 ...