思索さん

作品no49:国家論

一分で作品解説 文字起こし 今回の作品は、「国家論」です。今の時代、国家論なんていうと、どうしても陰謀論くさくなってしまうのですが、今回のお話はもっと単純です。まず、国家がないと私たちの暮らしは大変なことになりますよね。物を盗んでも、人を殴っても、それを取り締まるものがない、それでは安心した生活を送れません。そういう意味では、国家とはありがたいものです。でも、何もかも国家にお任せします、みたいな感じで、自分の身の回りの世話を全部国家に委ねちゃうと、最終的には、じゃあお国のために死にましょう、なんてことにも ...

作品№48

この絵が収録されている画集 今回の作品は、「読書=思索共同」です。要するに、私なりの読書論です。 誤読上等 私は基本的に、本を読んだ後に、読書感想をブログに載せるのですが、そしたら、コメント欄に「その解釈は間違っている・その読み方は間違っている」というコメントが、まだ届いたことはないんですけど、いつか届きそうな気がしています。ただ、だからといって、不安になる気持ちは全くありません。指摘されたら「まあ、指摘されたなぁ」ぐらいで終わると思います。 ”自分”がどうするか それというのも、そもそもその本を完璧に理 ...

作品№:一者

絶対無 今回はこれです。元ネタは西田哲学なんですけど、今回は分かり易さを考慮して、この本をヒントに、この絵の世界観を解説していこうと思います。まず本のタイトル、「宇宙が始まる前には何があったのか?」ですね。平たくいってしまえば、世界の始まりは有限か?無限か?ということです。この本では最終的に、無から始まる、と結論付けられます。ただこの無というのは、私たちが普段考えている無ではありません。私たちが普段考えている無、それは相対的な無。たとえば、机がない、とか、鉛筆がないとかですね。これは鉛筆自体がないわけでは ...

作品no46:よく考えてから行動しよう

作品№45

この絵が収録されている画集 情念引力とは? まず、情念引力とは、19世紀の社会思想家シャルル・フーリエの考案した概念で、「四運動の理論」という本に出てきます。 当時は、ニュートンによって、「万有引力の法則」が発見された時代ですから、その影響を受けているのは、いうまでもありません。 要するに、自分の足だけで立っていると思っていたのが、実はそこには重力という働きがあったのだ。それと同じように、自分の感情にも、自分の意思だけではなくて、何か外側からの働きかけがあるのではないか? そういったことを、この情念引力と ...

作品№44:世界史の哲学

1分で作品解説 文字起こし 今回の作品は、世界史の哲学です。参考にしたのは、この本(世界史の理論)。世界史というぐらいですから、世界という視点から、物事を見るわけですが、ここで一つ勘違いしてほしくないのは、単に客観的な視線で物事を見よう、っていってるわけではないということです。よく、主観と客観って相反するものと考えられますよね。客観的に物事を見なさい、っていわれると、自分の感情とか気持ちは抜きにして、、、自分の意見を控えるみたいな、これが客観的なんだ、って思われがちなんですけど、そうじゃないっ、てことが、 ...

作品no43:本質?簡単に言うなって

今回の作品は、「本質?簡単にいうなって」です。みなさんもよく「本質を見ろ」なんて言われませんか?あるいは人に言っていませんか?大事なのは本質だ!あの人は本質が見えていない!とか、、、これ口でいうのは簡単ですけど、でも実際に私たちには本質が見えているのかと言われると、自信を持ってはいとは言えません。私たちの知っている本質というのも、結局は教科書や啓発本から学んだ受け売りの知識であったり、あるいは自分の思い込みでしかないからです。そう考えると、本質を突き詰めること自体はいいことなんですけど、これが本質だ!と結 ...

作品No40:敵でなかったならば

作品No41:平和に経験が通用しない理由

作品No39:絶対無の自覚