作品№59
この記事は2/4ページ目です。 1/4ページ・3/4ページ・4/4ページ 多様性こそイデア そうして、この偽物の世界から抜け出した先が、二枚目の絵です。要するに、この絵がイデアの世界なわけですね。ただし、この絵で表しているイデアは、私にとってのイデアの解釈なので、その点はご了承下さい。また、イデアの解釈は複数ありますので、気になる方は自分で調べてみるのも、面白いかも知れません。結論だけ先に申しておきますと、この絵で表しているイデアは、「差異」。誤解を恐れずにいうと、「多様性」です。多様性こそがイデアなのだ ...
作品№57
今回の作品は、「歴史的生命」です。この作品では何を描いているかというと、自分と世界との関係性。まず、自分が世界から与えられた存在である、というのはいうまでもありませんね。自分が生まれてくるためには、両親が必要ですし、両親が生まれてくるためにはその先祖の存在が不可欠です。また、地球という場所が存在していなければ、やっぱり私たちは生まれてくることが出来なかったわけですし、この先、もし地球がなくなっちゃうなんてことがあったら、私たちも終わっちゃいますよね。このように、世界なしに私たちは存在できない。自分一人では ...
作品№56
今回の作品は、「建築運営論」です。何か運営についてのノウハウ系の本にありそうなタイトルですが、そういった作品ではありません。この作品は、黒川紀章さん等に代表される、メタボリズムを下敷きにした作品です。 メタボリズムとは メタボリズムというのは、日本発の建築運動で、平たく言うと、建物にも新陳代謝が必要だ、ということを唱えた運動です。人間の細胞が日々新しいものに入れ代わるように、建物も日々新しいものに入れ代わる必要がある。たとえば、外壁のペンキが落ちてきたら、新しく塗り直して、ドアの勝手が悪くなってきたら、新 ...
作品№55
準備中
作品№47
今回の作品は、「知識人」です。基本的には、知識が増えると、自分の武器が増えますから、その分選択肢も増えます。ただ、だからといって、知識が増えた分だけ、自由になるかというと、そうとは言いきれません。知識とはいわば、物事を固定して捉える、ということだからです。たとえば、これは鉛筆である、と知るとき、この物体に、鉛筆という枠組みをはめこんでいます。でも実際、物事というのは、時間によって変化していきますから、過去をさかのぼれば、これは木であって、また未来を想像すると、鉛筆は消耗品ですから、いずれ灰となるでしょう。 ...
作品№54
準備中
作品№52
準備中
作品№51
今回の作品は、「哲学の根本的立場―他力哲学」です。他力、他の力というと、何か他人任せみたいなイメージを持たれるかも知れませんが、そうではなくて、他力というのは、自分一人の力では生きられない、という意味です。それを自覚するために一番手っ取り早いのは、水中に潜ること。自分一人だけの力で生きているならば、水中だろうがどこだろうが関係なしに生きられるのでしょうが、実際には、そうはいきませんよね。人間には酸素が必要ですし、この酸素というのは自分一人だけのものではありません。みんなで共同で使うものです。つまり、私たち ...
作品№53
今回の作品は、「自己=死の自覚」です。死は誰も替わってくれません。誰かが自分の変わりに自分の死を引き受けてくれる、なんてことはありません。自分の死は、絶対に自分のものなのです。その意味で、死というのは、本当の自分そのものなのかも知れません。死んだらその時点で自分は終わるのです。死んでも続くとすれば、それはそもそも自分ではありません。ただの物です。死なないものは始めから生きたものではありません。自己というのは、必ず死ぬのです。
作品№7
問題1を見る・問題2を見る 問題3 ラストは、「贅沢なデッドスペース」です。これはヒントもいらないような気がします。 答え 要するに、この中庭のことです。中庭のあるお家に憧れる人は、決して少なくないでしょう。しかも、建築家にも中庭が大好きな人が多いですから、いたるところで中庭付きのお家が量産されています。実際、しっかり手入れの行き届いた中庭はかっこいいですし、癒しにもなります。でも、この手入れがなかなか大変ですから、ちょっと油断したら雑草だらけになったり、虫や鳥の巣が作られたり。そんな無残な姿を見ていると ...