テーマ別
哲学を絵画する 哲学は概念の学であり、哲学によって形成された概念を表現によって視覚化するのが概念画です。これは一種の哲学入門であるともいえます。 建築を絵画する 私の専門分野は建築です。哲学や宗教、美術はあくまでも独学ですが、建築は唯一正規の教育を受けていますので、それなりに問題意識を持ち合わせています。 戦争を戦争として考える 私の人生観を変えた一冊に、久野収『平和の論理と戦争の論理』があります。たとえば抑止力の如きは、どこまでも戦争の面から考えられた方法であり、いまだ真に平和のことは考えられていません ...
画風別作品まとめ
複数場面による物語展開 私はもともと漫画家になりたいと思っていたこともあり、アニメチックな絵が得意です。これを私の持ち味として、絵画と漫画の中間に位置する作品が作れたらと思います。また、私の思索表現と物語調の作風は相性が良く、私自身の代名詞となれば幸いです。 古典作品の引用 私は独学で絵を学びましたが、けっして美術史を軽く考えている訳ではありません。むしろ私の興味は美術史から始まり、名画の模写を経た上で、自分の創作活動に移りました。だからこそ私の作品には、程度の差こそあれ古典からの引用も少なくありません。 ...
作品№92
今回の作品は、「非現実の象徴としての裸体」です。裸体なんていうと、あらやだ卑猥な話なんて聞きたくないわ、と思っちゃうかも知れませんが、これはとても真面目な話です。まず、私にとって裸体というのは、現実と幻想のちょうど境目に位置するものです。たとえば、「公園にドラゴンがいる」なんて言っても、そんなわけないだろ!と誰も信じないと思いますが、「公園に裸のお姉さんがいる」って言われたら、そんなわけないだろ!といいつつも、ちょっと行ってみようかな、って気になりませんか?「白昼の野外に裸体のお姉さん」っていうシチュエー ...
作品№91
準備中
作品№90
今回の作品は、「仏教のお話は喩え話」です。仏教っていうと、極楽浄土とか地獄とか解脱みたいに、摩訶不思議な超常現象を取り扱っている、というイメージを抱く方がいます。極楽浄土?そんなものあるわけないじゃないか。インチキ言ってるんじゃない、と。でも、ちょっと待って下さい。極楽浄土とか解脱とかいうのは、あくまでも内容を分かりやすくするための喩え話であって、何もスピリチュアルな話ではありません。悪いことをしたら自分に返ってくる、それを地獄とかいう表現で伝えていると思えば、別に仏教って、スピリチュアルな話ではないとい ...
作品№89
今回の作品は、「煩悩は絶てない」です。よく「煩悩を捨てろ」とか、「煩悩に惑わされるな」なんていいますけど、この「煩悩を捨てたい」という欲求自体が、すでに煩悩といえます。「煩悩を捨てたい」という煩悩です。なぜ煩悩を捨てたいのか?今の苦しみから逃れたいから、煩悩を手放すと楽になれると聞いたから。このように、苦しみから逃れたい・楽になりたい、という欲望を持っている限り、それは結局煩悩なのです。もちろん、苦しみから逃れたい・楽になりたい、という気持ちを否定するつもりはありません。それは人間である限り当然のものです ...
作品№88
今回の作品は、「神(仏)様が助ける」です。よく神頼みとかいうときに、「お金持ちになれますように」「イケメンになれますように」「筋肉ムキムキになりますように」っていう風に、自分の願いを叶えようとしますよね。でもこれって、自分の願いを持って自分のことを幸せにしようとしてますから、結局は自分で自分を助けようとしています。でも本当は、自分が本当に幸せになるためには何が必要か、何をするべきかということを、自分でも分からないからこそ、幸せになれないのだと思います。別にイケメンじゃないから幸せになれないわけではないのに ...
作品№87
準備中
作品№86
準備中
作品№85
準備中