思索さん

作品№15

今回の作品は、「逆に自然に飼い慣らされる家主」です。もう作品タイトルを読むだけで、意味も何となく分かっちゃうと思うんですけど、要するに、自然は私たちが守ってあげなきゃいけないような、か弱い存在ではないよ、ということです。むしろ自然は私たちよりもよっぽど大きな存在で、私たち人間こそ自然に守られています。それを忘れて、軽い気持ちで自然に接していると、痛い目見るのは私たちの方です。このお家の家主も、きっと自然を可愛がるつもりで庭に植物を植えたんでしょうけど、家主の力量では捌ききれず、管理が行き届かなくなったお庭 ...

第三話:苦行生活

出家修行の始まり いざ出家修行の旅に出た太子は、托鉢乞食をしながら自らの師となるべき人物を求めて訪ね歩いていました 彼の向かった先は新興気運みなぎる一つの中心地 -マガダ国ー王舎城 ここでは多くの碩学高徳が集めり競い合っていました。 師匠との出会い ここで太子は二人の修定主義者と出会います。アーラーラ・カーラーマとウッダカ・ ラーマプッタです。 修定主義とは精神を統一し邪念を制御することで肉体との関わりから生ずる物質的欲望を抑えることを理想に掲げる考え方です。私たちの邪念の根源である意識を滅ぼすことによっ ...

第二話:出家の決意

結婚&出産 ゴータマ・シッダールタは皇太子として育てられ、十九歳にはヤソーダラという正妃を迎えました。そして嗣子ラーフラが誕生し幸せな日々を 送ります。 出家 ところが二十九歳の年、ゴータマ・シッダールタは王城をあとにして出家修行の旅に出てしまいます。それというのもシッダールタにはたくさんの苦悩がありました。 ①自らの出産のために母を失ったこと ②釈迦族が強大な隣国によっていつ侵略されるやと怯える日々 ③繰り返される戦乱における人々の生活難や肉親別離 そして私たちを苦悩させる迷妄からの解放という課題が彼の ...

作品№13

準備中

作品№12

準備中

作品№11

準備中

四法印

四法印は、平たくいえば、縁起の理法を理論化したものです。縁起の理法については、以下の記事で解説していますが、少しおさらいしておくと、此縁性果、すなわち、一切の存在は、互いに関係し合っているということです。すべての事物には、原因と縁があって、またすべての事物は、他の事物の原因と結果になるということ。例私が万引きをした原因お金がなかった。結果、お店が赤字になった。 今は、簡単な例を挙げて、物事の関係性を解説しましたが、これを理論化しようという試みが、四法印です。他にも、有支縁起や四諦八正道など、縁起の理法を理 ...

四諦八正道

四諦八正道とは、平たくいえば、縁起の理法を理論化したものです。縁起の理法については、以下の記事で解説《縁起の理法》していますが、少しおさらいしておくと、此縁性果、すなわち、一切の存在は、互いに関係し合っているということです。すべての事物には、原因と縁があって、またすべての事物は、他の事物の原因と結果になるということ。 例 (事物)私が万引きをした ↓ (原因)お金がなかった。 (事物)私が万引きをした ↓ (結果)お店が赤字になった。 今は、簡単な例を挙げて、物事の関係性を解説しましたが、これを理論化しよ ...

有支縁起

有支縁起とは、平たくいえば、縁起の理法を理論化したものです。縁起の理法については、以下の記事で解説《縁起の理法》していますが、少しおさらいしておくと、此縁性果、すなわち、一切の存在は、互いに関係し合っているということです。すべての事物には、原因と縁があって、またすべての事物は、他の事物の原因と結果になるということ。 例 (事物)私が万引きをした ↓ (原因)お金がなかった。 (事物)私が万引きをした ↓ (結果)お店が赤字になった。 簡単な例を挙げて、物事の関係性を解説しましたが、これを理論化しようという ...

作品№10

今回の作品は、『距離が感情を支配する』です。たとえば、この女性が自分の好きな人だと、嬉しいきもしますが、自分のお母さんだったら、いやぁちょっと、、、てなりますよね。あるいは、毎日会う人とかだったら、少々気まずい感じになりますし、逆に、苦手な人とかだったら、何ともいえない、、、みたいになります。そう考えてみると、普段、自分の感情だと思っているものでも、実は別の力、「距離の力」が作用しているのかもしれません。今回の作品は、そのような事を考えながら制作しました。