今回の作品は、世界史の哲学です。参考にしたのは、この本(世界史の理論)。世界史というぐらいですから、世界という視点から、物事を見るわけですが、ここで一つ勘違いしてほしくないのは、単に客観的な視線で物事を見よう、っていってるわけではないということです。よく、主観と客観って相反するものと考えられますよね。客観的に物事を見なさい、っていわれると、自分の感情とか気持ちは抜きにして、、、自分の意見を控えるみたいな、これが客観的なんだ、って思われがちなんですけど、そうじゃないっ、てことが、この本に書いています。なぜなら、自分という存在も、世界という観点から見れば、客観の一つだからです。要するに、自分が世界の中で生きている、その意味では、自分は世界に属しているわけですけど、一方的に属しているわけではなくて、自分も、世界に影響を与える存在である、ということです。