作品№57

今回の作品は、「歴史的生命」です。この作品では何を描いているかというと、自分と世界との関係性。まず、自分が世界から与えられた存在である、というのはいうまでもありませんね。自分が生まれてくるためには、両親が必要ですし、両親が生まれてくるためにはその先祖の存在が不可欠です。また、地球という場所が存在していなければ、やっぱり私たちは生まれてくることが出来なかったわけですし、この先、もし地球がなくなっちゃうなんてことがあったら、私たちも終わっちゃいますよね。このように、世界なしに私たちは存在できない。自分一人では存在できない。ただ、だからといって、自分よりも世界の方が上なのかというと、そういうわけでもない。環境問題なんかが典型的ですね。人間もまた、世界に影響を与える側です。このように、自分と世界というのはお互いに、作るものでありながら、同時に作られるものでもある、ということ。こういった関係性を、この絵では描いているわけです。

-令和四年作品