作品№34

今回の作品は、「抑止力という名の理想論」です。最近、抑止力という言葉が、簡単に使われがちですが、よくよく考えると、抑止力って、結構な理想を前提しています。まず一つ目に、自分が相手より強いということ。それも、常に相手より強くないといけませんから、震災なんかが起きて、国の力が弱まったら、、、悲惨なことになりますね。次に、抑止と攻撃の判断を、どうやってするか。映画みたいに、わかりやすい悪者が攻撃してきたら、話は簡単ですけど、実際、喧嘩の原因なんかでも、突き詰めていくと、結局誰が悪いのか、一概にはいえませんし、それがわざとなのか、事故だったのか?あるいは、思い込みや勘違いなんかが原因ってこともあります。三つ目は、本当に追い詰められると、人は無謀な戦いでも挑んでくる、ということです。そうなった時に、一体誰がスイッチを押すのでしょうか?

様式解説

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-令和四年作品