一分で作品解説
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今回の作品は、「最悪の晩餐」です。すでにお察しかと思いますが、レオナルド・ダ・ヴィンチの「最後の晩餐」のパロディーです。ただ、これはふざけた作品ではなくて、一応真剣に作ってますので、ちゃんと解説しておこうと思います。この作品では何を意識しているかというと、感情を、体の動きやしぐさで表現することです。これは最後の晩餐でもそうですし、ルネサンス様式の特徴の一つともいえます。この真ん中にいる女性は、肩が上がって、ちょっと窮屈そうにしていますよね。しかも、一人で孤立している感じもあって。左右の人は、何か問い詰めているようにも見える。だから、この人は、早く帰りたい、まさに「最悪の晩餐」と思っているわけです。