作品№15

今回の作品は、「逆に自然に飼い慣らされる家主」です。もう作品タイトルを読むだけで、意味も何となく分かっちゃうと思うんですけど、要するに、自然は私たちが守ってあげなきゃいけないような、か弱い存在ではないよ、ということです。むしろ自然は私たちよりもよっぽど大きな存在で、私たち人間こそ自然に守られています。それを忘れて、軽い気持ちで自然に接していると、痛い目見るのは私たちの方です。このお家の家主も、きっと自然を可愛がるつもりで庭に植物を植えたんでしょうけど、家主の力量では捌ききれず、管理が行き届かなくなったお庭は、逆に自然に乗っ取られちゃいました。

様式解説

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-令和四年作品