作品№64

今回の作品は「エネルゲイアとデュナミス」です。この絵で表しているのは、アリストテレス版のイデア。イデアといえば、私たちの見ている世界の背後には、本当の世界がある、このような世界観で知られています。たとえば、なぜ人を殺してはいけないのか?というと、人を殺してはいけない、という真理があるからだ、みたいな感じですね。でも、これだとぶっちゃけ答えになっていません。なぜ人を殺してはいけないか?それは人を殺してはいけないからです、っていってるようなものだからです。それに対して、もっと地に足つけて考えよう、というのがアリストテレス版のイデアです。たとえば、なぜ人を殺してはいけないのか?それは自分も殺されたくないから。わざわざこの世の真理みたいな

-令和四年作品