作品№27

今回の作品はこちら。戦争で死ぬのは、多分あなたです。この絵であらわしていることは、戦争に対しての当事者意識です。当事者意識がない人、たとえば、戦争になっても自分が前線にでることがないような人ほど、もう解決作は戦争しかない、、と安易に結論を出してしまう、そんな気がします。でも、自分が実際に前線に出て、殺すか殺されるかの選択を迫られている、そんな状況を自分ごととして想像できる人であれば、少なくとも、戦争の前に、もっとできることがあるんじゃないか、そもそも、戦争しかない、っていえるほど、自分たちは平和のための努力をしてきたのか、そういう風な考えにいたれると思います。もちろん、こんなこというと、綺麗事を並べて、、、とバットボタンを押したくなる気持ちも分かりますが、それでも、綺麗事を並べない限りは、平和なんて実現できないでしょう。私は、綺麗事も案外、ばかに出来ないものであると思います。

-令和四年作品